Column社員コラム
DXチームが考える、成功のポイント
皆さん、こんにちは。DX支援チームの藤井です。
今回は、DXの成功に向けた大切なポイントについて、浜商事様の事例をもとにお話ししたいと思います。
1DX、注目度は高いけれど・・・
DX(デジタルトランスフォーメーション)が今、とても注目されています。しかし、静岡においては、実際にDXに取り組んでいる企業はまだまだ少ないという印象です。その理由は、DXにはコストがかかるというイメージがあったり、やる必要性は感じつつも、他の優先事項が優先されたりします。「コストがかかりそう」「やる人がいない」「何から始めたら良いのかわからない」という声が多く聞かれます。DXを始めること自体が、大きなハードルとなっているのかもしれません。
また、DXに取り組んで成功した後のイメージが湧かないことも進まない要因の一つと考えられます。浜商事様のように、ペーパーレス化に成功した身近な企業の成功体験が共有されることで、成功へのイメージが具体化し、後押しとなることがあるのです。
最近ではデジタルを活用して大きく業績を伸ばしている企業や、新たな価値を提案する事例も生まれています。ぜひDXの第一歩を踏み出してみませんか?
2目的は明確に
さて、DXを進める上で大切なのは、目的を明確にすることです。経済産業省が発表しているデジタルガバナンスコードでは、現状を分析、ビジョンを策定し、戦略と施策を明確にすることが謳われています。目的を明確にすることが、DXの成功に向けた第一歩になります。
3陥りがち!気を付けるポイント
トップがコミットする
社長やトップリーダーの積極的な関与は非常に重要です。トップがDXの課題解決に積極的に関与することで、組織全体が成功に向かいます。
特別なチームだけの取り組みにしない
DX推進チームを設けることはありますが、その存在だけが特別視されないようにしましょう。DXは全社員が参加するものであり、共通の目標です。
作るのが目的、導入するのが目的にしない
デジタルツールを導入することだけにこだわらず、その後の使い方や改善にも注力しましょう。浜商事様のように、少しずつ導入してから改善・カスタマイズしていくことが成功の鍵です。
結果をすぐに求めない
DXは即効性があるわけではありません。収益に繋がるまでには時間がかかることもあります。そのため、プロセスの部分にKPIを置いて、評価を行うことが重要です。特に、業務効率化についてはコスト削減などにつながりやすいため、明確なKPIを設定し、成功体験を積み重ねていくことをおすすめします。
DXの道は険しいこともありますが、明確な目的と、社内の皆様の共同努力が成功への近道です。デジタル技術を味方につけて、企業の競争力アップを目指しませんか?